〒210-0845川崎市川崎区渡田山王町15-8
湘南ビル1F 県立川崎高校正門前
腰痛は人間が二足歩行をするようになってから起こるようになったと言われています。
そのくらい多くの人が一生に一度は経験するのが腰痛です。
気をつけなければいけないのは内臓からくる痛みで、特に尿路結石などの初期症状は普通の腰痛と間違える事もしばしばです。
尿路結石の場合、痛み方に特徴があります。最初は背中が痛くなり、次いで腰部に、その後、脇腹へ痛みが移って行き、、最後に下腹部へと、石が下りていく経過とともに痛みも移動していきます。これが普通の腰痛と違うところです。尿の量も少なくなり、コーヒー色の血尿が出るので、目安になります。
鈍い腰痛と共に尿の量がいつもより少なくなり、濃い茶色やコーヒー色になっていたら一度泌尿器科で診察を受けた方がよろしいでしょう。尿管に石が詰まって完全に閉塞してしまうと、尿が逆流して腎臓に入り、水腎症となります。この時は激痛でのた打ちまわるという表現がぴったりという位、激痛が走るといいますので、要注意です。
腎兪(じんゆ)や大腸兪(だいちょうゆ)、関元兪(かんげんゆ)などを皮膚に対して垂直に5~10秒位気持ち良い位の力で指圧します。
また膝の裏側中央部にある委中(いちゅう)や、崑崙(こんろん)、三陰交(さんいんこう)などに押すとコリや痛みがある場合、これらのコリや痛みを丹念にほぐすように指圧します。
特に委中(いちゅう)や崑崙(こんろん)は腰痛の特効穴として有名です。臨床では必ずと言ってよいほど使います。腰が痛くなってきたら自分でも指圧出来ますので、覚えておくと重宝します。お灸も効きますが委中(いちゅう)は禁灸穴ですので注意して下さい。
またお灸をすえる時はなるべくお風呂に入る時間から離してすえて下さい。お風呂の前後すぐは皮膚が柔らかくなっています。すえた箇所が水ぶくれになる事がありますので注意して下さい。
もしすえた跡が水ぶくれになったら、水ぶくれを破かないように注意して、バンドエイド等で患部をカバーして下さい。通常3~7日間位で治ります。
人それぞれ体格が違うように、つぼの位置には個人差があります。
人体図などで示してあるつぼの位置はあくまでも目安であり、おおよその場所を示したものと考えて下さい。実際臨床の現場ではこの基本になる場所の近くにある「生きたつぼ」を探して治療します。
生きたつぼには以下のような特徴があります。
1.周りの皮膚に比べて、カサついたり、ザラついたりして滑らかさがない。
2.皮膚の色がそこだけ白っぽかったり、赤かったり、または逆に黒っぽかったりしています。
3.他の場所に比べて、そこだけ冷えていたり、ほてっていたりする。
4.押してみると痛かったり、小さな硬いしこりがあったり、逆にそこだけ凹んでいたりする。
これらは生きたつぼの反応の一部です。鍼灸の臨床家はこのようにして生きたつぼを探して治療に使っているのです。
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